１１月の後半に訪れました。境内にひときわ大きくそびえ立ち、一面が銀杏の落ち葉で金色に染まって、風が吹くと雪のように落ち葉が舞う風景がすばらしかったです。一緒に来た人たちも感嘆の声をあげ、童心に帰ったように落ち葉を舞い上げていました。銀杏の巨木の幹廻りは４人で抱え込むほどで、周囲５ｍ、高さ２５ｍあるそうです。
　この丹生酒殿神社（にうしゅでんじんじゃ）の裏手には鎌八幡宮という、イチイガシの大木があり、祈願成就のための鎌が無数に打ち込まれ、ちょっと不気味で、木がかわいそうでした。祈願成就のときは鎌が幹に食い込んでいくが、不成就のときは脱け落ちると伝承されています。世界で初めて乳がんの手術に成功した華岡青洲が晩年に寄進した石灯篭もあるそうです。