穴場ドライブ情報  大観音寺

  

所在地:三重県白山町

  地図情報 マップコード:823011898 北緯 34°40' 29.0", 東経 136°20' 58.0"

 数年前、友人と行った三重県榊原温泉の帰りに、美術に関心あるのでルーブル彫刻美術館(入場料1,000円?)というのに行きました。日本にあのルーブル美術館と同じ名前の美術館があるなんて・・。そこはルーブル美術館の彫刻品の複製がたくさん展示されています。ニセモノ見るのに入場料は高いか安いかは別にして、日本でルーブルの気分を味わえます。でも客は私たちだけで、本格的な美術館なので経営が成り立っているのか心配になりました。また、ルーブルの許可をもらって複製を作っている旨がパネル展示されていましたし、何よりたまげたのは、写真パネルで紹介されている人物です。にこやかに笑っているルーブルの館長さんと無表情で握手をしている僧侶、どうやらこの人物が個人で建てた美術館のようでした。

 その美術館に隣接しているのは大観音寺(拝観料1,000円)。あの人物のお寺のようです。きっとすごい人だろうと想像して拝観いたしました。有名な京都のお寺よりも高い拝観料をチケットブースで支払い入り口へ。入り口にはカエルたちがオーケストラの楽器を持って奏でている人形が・・・。無事かえるの縁起物に出迎えられました。入るとすぐにお茶をサービスしてくれながら、ついでにお土産のお守りやら偶像をキャッチセールスさながら執拗に販売してくる爺様、婆様の販売員たち。四国八十八ヶ所巡礼のご利益のある建物に行くとコンパニオン爺様が説明してくれて、そこでもお守りの購入を薦められます。途中にはボーっとしている私に渇を入れようと待ち構えてくれている漫画のような身振りの達磨太子石造や、音痴な私にご利益のありそうなカラオケ観音様。小指を立ててマイクを持ち、おちょぼ口で歌っている石造の観音様は艶かしいです。一番奥には読経の流れる中、日本最大の黄金観音立像がありがたく立っておられます。周囲の崖にはカラス天狗たちの人形も・・。でもここを造っただろうとおもわれる人物の寺が見つかりません。その時、私は気付きました。ここは仏教のテーマパークなのだと。「探偵ナイトスクープのパラダイス」として紹介されたこともあると後から知りました。一見の価値があります。たくさんの爺様婆様コンパニオンを雇いながら、これらの建造物を建てた無表情のお坊様のすごさを感じ、そこに壮大な野望と、ユーモアとバクチ心の悟りを開眼されているのだろうと感心しながら帰ってきました。





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